既存のEC2インスタンスを削除し、同じIPアドレスで新規のEC2インスタンスを作成する方法
こんにちは、クラスメソッドのキム・ジェウク(Kim Jaewook)です。
今回は、既存のEC2インスタンスを削除し、削除したEC2インスタンスと同じIPアドレスで新規のEC2インスタンスを作成する方法を整理してみました。
テスト環境
テストのため、EC2インスタンスを1台作成しています。
- 既存のEC2インスタンス : test-ec2-1
- プライベート IPv4 アドレス : 10.0.132.195
ネットワークインターフェイスを利用
同じIP アドレスを設定するため、ネットワークインターフェイスを利用します。
テストのため、既存のEC2インスタンスを削除します。
その前にEC2インスタンスを削除するとアタッチされたネットワークインターフェイスも一緒に削除されるので、削除されないように設定お行います。
- 対象ネットワークインターフェイスを選択します。
- 「アクション」をクリックします。
- 「終了時の動作を変更」をクリックします。
- チェックを外します。
- 「保存」をクリックします。
テスト用で作成した「test-ec2-1」を削除します。
- 対象インスタンスを選択します。
- 「インスタンスの状態」をクリックします。
- 「インスタンスを終了」をクリックします。
※ インスタンスを削除しても、既存のインスタンスがデタッチされない場合、デタッチを行います。
- 対象ネットワークインターフェイスを選択します。
- 「アクション」をクリックします。
- 「デタッチ」をクリックし、デタッチを行います。
現在割り当てているIPアドレスは「IPアドレスの管理」で確認できます。
「IPアドレスの管理」はネットワークインターフェイスで、「アクション」→「IPアドレスの管理」で確認できます。
既存のEC2インスタンスを削除しましたので、新規のEC2インスタンスを作成します。
- パブリックIPの自動割り当ては「無効化」に設定します。
- 「既存のセキュリティグループを選択する」を選択します。
- ネットワークインターフェイスは既存のものを選択します。
※ すでに、ネットワークインターフェイスにセキュリティグループが設定されていますので、「既存のセキュリティグループを選択する」を選択します。
作成したEC2インスタンスのIPアドレスを確認すれば、既存の同じIPアドレスに設定されているのを確認できます。
同じパブリックIPを設定
今までは、同じプライベートIPで新規のEC2インスタンスを作成しましたが、今回は、同じパブリックIPで新規のEC2インスタンスを作成してみます。
パブリックIPの場合「Elastic IP」を利用します。
- EC2コンソル画面から「Elastic IP」をクリックします。
- 「Elastic IPアドレスを割り当てる」をクリックします。
ネームタグだけ追加して「割り当て」をクリックします。
Elastic IPをネットワークインターフェイスに割り当てるため「アクション」→「Elastic IPアドレスの関連付け」をクリックします。
- 「ネットワークインターフェイス」を選択します。
- 対象ネットワークインターフェイスを選択します。
- 既存のEC2インスタンスと同じプライベートIPアドレスを選択します。
- 「関連付ける」をクリックします。
ネットワークインターフェイスで、IPアドレス管理で確認すると「パブリックIPアドレス」が割り当てていることを確認できます。
※ すでに作成されているEC2インスタンスがあれば、自動的にパブリックIPアドレスが割り当てます。
テストのため、新規のEC2インスタンスを作成して、確認してみると、同じIPアドレスで作成されるのを確認できます。
- プライベート IPv4 アドレス : 10.0.132.195
- パブリック IPv4 アドレス : 52.199.172.253
既存のEC2インスタンスを削除し、同じIPアドレスのEC2インスタンスに置き換えたい場合、ネットワークインターフェイスを利用すれば簡単に作成できます。